中国東北部の世界遺産

黒竜江省:ハルビン市の様子

雄大な大地が広がる中国には、およそ40もの世界遺産があります。

中でも最も有名なものは、みなさんもご存じの「万里の長城」です。

この万里の長城は、「世界の七不思議」にも選定されています。

その七不思議とは、メキシコにある「チチェン・イッツァのピラミッド」、ブラジルにある「イエス・キリスト像」、ペルーの「マチュ・ピチュ」、ヨルダンの「ペトラ」、イタリアの「コロッセオ」、インドの「タージ・マハル」など世界有数の文化遺産が選定されており、この名だたる中に万里の長城も含まれています。

世界の七不思議に選ばれる文化遺産はそうそうありませんので、万里の長城は中国きっての名所となっているのです。

しかし、中国にある世界遺産は万里の長城ばかりではありません。

この国には29個の文化遺産と、8つの自然遺産、そして4つの複合遺産が点在しているのです(2011年時点)。

「さすが4000年の歴史を持つ国!」と驚きつつも納得された方がたくさんいると思われるのですが、その世界遺産の内容を調べてみると、想像以上のクオリティでさらに驚くことになるかと思われます。

たとえば、中国にはラストエンペラーで有名な故宮・紫禁城や、中国でもっとも美しいとされる景勝地・九寨溝、中国ならではの音楽ショーが楽しめる麗江古城など、実にバリエーション豊かな世界遺産が眠っているのです。

また、政治に関心のある方は必見の天安門広場などもあるため、この国の世界遺産をチェックすれば、どんな人でも必ず一つは、自分の行きたいと思う場所が見つかる筈です。

ちなみに、この記事の情報だけを見ていると「世界遺産をもっとも保有している国は中国なのだろうなあ」と思われるかもしれませんが、実は世界一は、中国ではなく「イタリア」だったりします。

イタリアには非常に豊富な数の世界遺産があるので、中国の何分の一もの広さであるにも拘わらずその保有数においてはナンバーワンを維持しています。

では、二位はどの国かというと、これもまた中国ではなく「スペイン」であり、中国は今の所保有数三位という結果なのです。

三位というだけでも素晴らしい数字ですが、世界遺産は数ではなく中身のクオリティなので、もしかするとクオリティだけを観れば万里の長城やピラミッドあたりがナンバーワンに来るかもしれません。

また、この国の世界遺産は至るところにあるので、一日でいくつもの場所を回ることはほぼ不可能です。

万里の長城にしても一日でようやく観光できる場所なので、中国へ観光に行かれる場合は、自分が一番関心を持てる場所に限定して観光されることをおすすめします。

また、万里の長城のような人の手によって造られた遺産(文化遺産)も良いのですが、中国には他の国ではまず観られないような美しい自然遺産も豊富に存在します。

「中国って、空気の汚いイメージだからあんまり期待できないかも…」という方も、この国の自然遺産を観ると恐らく「別天地」や「桃源郷」といった言葉が脳裏をよぎる筈です。

環境汚染が進んでいるイメージはもちろんあるのですが、この国には物凄く汚いものがある代わりに、物凄く綺麗なものもたくさんあります。

食わず嫌いしていると非常にもったいないかと思われますので、「中国は汚い所」と考えている人はぜひ、中国の自然遺産の写真を探してみてください。

YouTubeなどを検索するとその地域の様子を収めた美しい映像が見つかることもあるので、気になる方はそちらもチェックしてみましょう。